バイクを売却する方法に「買取」と「下取り」がありますが、”バイクを売る”のは同じでも、どちらを選ぶかによって売値(査定額)が大きく変わることがあります。
「ま、バイクを買い替える時に下取りしてもらえば良いか。」
と軽い気持ちで考えていると数十万円レベルで損をしてしまう可能性もあるので、まずは両者の違いを理解して、あなたのバイクがどちらなら高額買取してもらえるのかを判断していきましょう。
買取と下取りの違い
- 新しくバイクを買うかどうか?
- 買取の方が下取りよりも高い値段で売れる
結論から先にお伝えすると、買取と下取りの違いは上記の2つです。
1.新しくバイクを買うかどうか?
買取とは、単純にバイク屋さんや買取業者にバイクを売却することを言い、新しくバイクを購入する必要はありません。
一方下取りとは、バイクの購入と売却がセットになったサービスです。
バイクを新しく買う時に今まで乗ってきたバイクを買い取ってもらい、購入価格から値引きをしてもらえます。
例えば、新車購入価格が100万円、買い取ってもらうバイクの下取り価格が20万円だとすると、差し引き80万円で新しいバイクを購入することができます。
100万(定価)−20万円(下取り価格)=80万円(支払う額)
※今まで乗っていたバイクの状態が悪いと値段がつかない無料引取や、逆に処分費用を請求されることもあるので注意しましょう。
2.買取の方が下取りよりも高い値段で売れやすい
全体的に見ると買取の方が下取りよりも高値で売れやすい傾向にあります。実際に差額が数十万単位で変わることも・・。
大きな理由に以下の2つがあります。
- 売れ残りリスク
- 新車の値引き額に限界がある
ショップは下取りした後に再販するわけですが、下取り価格よりも下回ってしまったり、再販できずに売れ残ってしまう危険性もあります。
また、下取り価格を上げると新車を安売りしたことになり、利益率が下がってしまうことから、状態が良いバイクでも下取り価格を抑えて提示することもあります。
さらに、中古車の査定を専門にしているわけではないので、スタッフによっては正確な中古車査定ができない場合もあります。
一方で、買取の場合は買取の専門業者が基本データはもちろん、シーズンや最新トレンドを考慮して総合的に査定してくれます。
時には下取りの方がお得になるケースもありますが、一般的には少しでも高く売却するには買取の方が優れていると言えます。
結論:どちらかではなく「どちらも」!
バイクの売却は下取りよりも買取の方がお得になる可能性が高いですが、必ずしもあなたのケースに当てはまるわけではありません。
一番良いのはどちらかに決め打ちするのではなく、両方しっかり調べることです。
- 買取してもらうならいくらで売却できるのか?
- 下取りに出すとしたら査定額はいくらか?
どちらも調べてみて、これから購入する新車価格も踏まえてどちらがよりお得に購入できるのかを総合的に考えてみると後悔のない売却ができます。